油を馴染ませるのに向いている油は何?

鉄フライパンは油が馴染み使いやすくなるということでフライパンを育てると言いますが、油には馴染みやすい油と馴染みにくい油があります。

油は成分中の二重結合の多さを表すヨウ素価の値によって
① 乾性油:ヨウ素価の値が130以上のもの
② 半乾性油:ヨウ素価の値が100~130のもの
③ 不乾性油:ヨウ素価の値が100以下のもの
に分けられます。
文字の通りで乾きやすいものは取れにくく、乾きにくいものは取れやすいことから①②が鉄フライパンに馴染みやすい油ということになります。
乾性油、半乾性油、不乾性油とは具体的には下記のような油になります。

① 「乾性油」アマニ油、えごま油、グレープシードオイルなど
② 「半乾性油」菜種油、コーン油、サラダ油、ごま油、こめ油など
③ 「不乾性油」オリーブ油、ラードなど

以上からより使いやすくするため、油を馴染ませる工程においては①②がお勧めとなりますが、①の中には加熱し過ぎると劣化が進んでしまうものもありますので②がコストパフォーマンスも高いものになります。③も使用してはいけないわけではございません。上記理由から鉄のフライパンに馴染みにくいですが、お料理に使用しても問題ありませんのでご安心ください。

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